えほん遺言司法書士事務所

自分史としてあなたの人生を紡ぐことで、この先の人生も豊かに過ごしましょう!

司法書士の水上和巳です。

自分の生きた証を遺す自分史は、ご本人だけでなく、家族にとっても、大切な財産になります。自分史には、いろいろな遺し方がありますが、今、終活を考えている方から注目されているのが、自分の人生を文章や写真で記す自分史です。

自分史を作ることには、様々な意義がありますが、今回のコラムでは、自分史を作成する意義や、種類ごとの手順を紹介していきます。

注目されている自分史の作成をお勧めする5つの理由

自分史は自分の人生を記録しておくことができるだけではなく、さまざまなメリットがあります。5つのメリットを紹介します。

自分が生きた証を遺し、後世に伝えられる

誰もが自分の人生の主人公です。その自分の人生を振り返り、自分史として書き遺しておくことで、自分の生きた証を後世に伝えることができます。そこに記された経験や知識、メッセージは、受け取った側にとっても人生の教訓になり、また、自分の出自を知るきっかけにもなります。

自分の親や、祖父母がどこで生まれてどこで生活し、どういう仕事をしてきたのか。

後世の人にとって、祖先のルーツを詳細に知ることはなかなか難しいものです。

遺された自分史は、後世の人にとって非常に価値のあるものとなります。

終活で何をしなければいけないのかが分かる

自分の人生を振り返ることは、自分自身を客観的に見ることでもあります。嬉しかったことや楽しかったことだけではなく、辛かったことや挫折を味わった経験を見つめ直すことで、自分の長所や短所を再認識することができます。

また、自分の人生を振り返ることは、終活の準備にもなります。

終活では、お世話になった人や、関わってきた人はだれか、自分が築き上げてきたものを改めて見直し、晩年の身辺整理を行います。

自分史を書く作業は、この終活に必要な準備を兼ねることもできます。

家族とのコミュニケーションのきっかけに

自分史を作成することは、家族との歩みを振り返ることにもなります。家族との出来事を確認する作業は、普段と違ったコミュニケーションのきっかけにもなりますし、思い出を改めて共有する機会にもなります。

自分史作成は、最高のライフワーク

自分史を作成するには、子どもの頃の写真を集めたり、小学校の同級生に話を聞いたり、学生時代に聞いていた音楽を改めて聴き直したりするなど、文章を書く以外に波及する作業が数多くあります。こうした作業は非常にやりがいのある作業です。日々、ワクワクすることを捜している方には、最高のライフワークとなるでしょう。

脳を活性化することができる

自分史を作るために、どのような出来事があったのか思い出そうとしたり、どのような自分史にしたいか、どのように見てもらいたいか、などを考えることは普段使っていない脳の領域を使うことにもなります。

つまり自分史を作ることで脳が活動的になり、活動性や自発性、集中力の向上、自発語の増加が促されるのです。これは回想法とも呼ばれる心理療法の一つで、認知症の予防や進行の抑制にもなるのです。

自分史は物語だけではない。自分に合った形式で遺すことができる

自分史というと小説のような形で自分の人生の物語を記していく形式が一般的ですが、実は、様々な作成方法があります。代表的なのは、物語形式、年表形式、コラム・エッセイ形式、アルバム形式などです。この項目ではそれぞれの作り方を見ていきましょう。

物語形式

手紙を書くのが好きな方や、文章で遺したい方は物語形式で作るのがいいでしょう。ストーリー仕立てにすることで、人生をより感動的に描くことができます。代表的な手順は下記のようになります。

①アルバムや卒業文集などの資料を集める

②自分のエピソードと同時期に起きた社会的な出来事・事件・流行語などをまとめる

③自分のエピソードと、社会的な出来事を整理しながら文章の流れを決める

④情報が不足しているところは関わってきた人にインタビューをするなどで補足する

➄文章を書き始める

「生まれてから小学校入学まで」「就職してから結婚するまで」といったように、章を区切ることで流れをまとめやすくなります。

自分で書くことが難しい場合は自分史を制作してくれる会社に依頼し、プロのライターなどに書いてもらうことも可能です。

年表形式

文章ではなく、時系列ごとにエピソードをまとめるだけでできるのが年表形式の自分史です。図式になっているので、ひと目で自分の人生を振り返ることができます。

①アルバムや卒業文集などの資料を集める

②自分のエピソードと同時期に起きた社会的な出来事・事件・流行語などをまとめる

③自分のエピソードと社会的な出来事を整理する

③年代別に分けて、どのような年表にするのか検討する

④年表に記載する出来事を取捨選択する

ただ、どのような出来事があったのかを記載するだけではなく、その際の裏話やどう思ったか、といったことを記載できるようなスペースを設けておくと、より自分史らしくなります。

また自分の歴史だけではなく、家族の出来事や時事ネタ、世界のニュースをまとめると年表としての価値が高まります。

コラム・エッセイ形式

自分史に何を書いていいのか分からないという場合は、ひとつのテーマに絞ったコラムやエッセイを書いて、それを最終的に繋げていくという方式もあります。例えば、「人生で一番幸せだったこと」「人生で一番怒ったこと」「学生時代に凝っていたこと」などといったようにテーマを決めて、エッセイ風の文章を綴っていくのです。

①アルバムや卒業文集などの資料を集める

②エピソードを整理し、特に強い思い出のあるエピソードを絞る

③絞ったエピソードについて、出来事や、自分の思ったことなどをエッセイとして書く

④①~③を繰り返し、いくつかのエピソードができたら、全体の構成を考える

芸能人のエッセイ本などは、一つのエピソードに対してだいたい2000~3000文字程度の文章量になっています。

そのくらいの文章であれば、筆が乗れば1日で書き上げることも可能です。まずは書きたいものからどんどん書いていくことで、さらに遺しておきたいエピソードが増えていくはずです。

アルバム形式

直感的で分かりやすいため、写真をメインにしたアルバム形式の自分史なら、作るときも出来上がって見るときも楽しい時間となりそうです。作る手順は以下のようになります。

①掲載する写真を集める

②集めた写真のうち、書きたいエピソードがある写真を選ぶ

③エピソードを書く

④エピソード順番や写真の構成を考える

写真集のように本格的に製本することもできますし、市販されているアルバムを用いれば費用を抑えて作ることもできます。またインターネット上で、写真で作る自分史の無料のテンプレートを配信しているサイトもありますので、そちらを使うこともできます。

大切な人生を「えほん」で遺すことで子どもにも親しまれる物語に

「長い文章を書くのは苦手、でもちゃんとした物語にしたい」という方にオススメしたいのは、絵本で遺す自分史です。自分の生い立ちや出来事などを元に、プロの絵本作家がイラストを作成しますので「世界でたったひとつの絵本」になります。

このサービスは弊社で行っている自分史絵本製作サービス「えころ」と言います。ストーリーやイラストの構成などは、スタッフと打ち合わせをしながら行うので、特に経験がなくてもスムーズに進められます。

分かりやすい文章と親しみやすいイラストによる絵本なので、お孫さまにとっても身近で価値のあるストーリーとなるでしょう。「えころ」で自分史絵本を製作する際の費用は、下記で確認してください。
また、【えころのサンプル】もございますので気になる方はこちらからご覧ください。

■自分史絵本の制作の価格

一式(5見開き・表紙装丁オプションなし)…44万円~

表紙装丁オプション…3万3,000円

1見開き追加…2万2,000円

大切なご家族へあたたかみのあるメッセージを遺しませんか?

大切な家族との思い出は人生におけるかけがえのない宝物です。仕事をリタイアしたとき、子育てがひと段落したときにふと振り返ってみることもあるでしょう。しかし、自分の中で振り返るだけではなく、それを絵本として遺しておくことで、家族へのとっておきのメッセージとすることができます。

あなたの人生を、あなたの言葉で紡いでいくことで、これからの人生がより豊かになっていくはず。「えころ」はそんなあなたに寄り添うサービスです。
ぜひ下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。

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